手順その4:ブートフラグの設定

さて、リストアも終わったしこれで作業は全て完了・・・と思ったら大間違い。引っ越し完了までにはまだまだやることがあるのだ。
まずは引っ越ししたHDDがCドライブから起動するようにCドライブのパーティションにブートフラグをつけることだ。これにはGParted-LiveCD(以下「GParted」)を使う。まずはお約束通りGPartdのCDを入れてPCを再起動する。

  • GPartedのOS(やっぱりLinux)が起動するとまたしてもブートメニュー画面(GRUB?)が表示される。ここも特に問題がない限りはデフォルトで選択されている環境でブートすればいいと思う。
  • しばらくするとキーマップの選択メニューが表示される。デフォルトは英語キーボードだが大概の人は日本語キーボードを使っていると思うのでここでは「日本語キーボードマップ」を意味する「jp」につけられた番号(今回は「22」だった)を入力する。
  • 次に使用言語の選択メニューが表示される。ここでも「日本語」を意味する「jp」を選べばいい・・・と思ったのだが、これを選ぶと今回はなぜか日本語が思いっきり文字化けこいてまともに作業できたものではなかったので、デフォルトの「US」を選択するとして何も入力せずにそのままEnterキーを押す。英語が苦手な人もいるだろうが、ここはちょっとのガマンということで(GPartd-LiveCDでまともに日本語を表示できる方法を知ってる人がいたら教えて下さい。これもマジで)。
  • しばらくすると何やらいろいろメッセージが出てくるがそこはじっと見守っているとGUI画面が表示されて、GPartdの画面が出てくる。特に障害がない限りマウスも使用可能なはずだ。これでGPartdの起動は完了。
  • で、GPartedの画面が表示されると、しばらくはGPartedがHDDのパーティション情報をスキャンしている。ここもしばし待つ。
  • HDDのスキャンが完了すると画面上部にHDDのパーティション構成がGUIで表示され、その下の画面に詳細なパーティション情報が表示される。で、ここでもGPartedの起動OSがLinuxなのでLinux式の表記でパーティション名が表示されている。そこで「/dev/hda1」と表示されている(SCSISATAのHDDを使用している人は「hda1」ではないと思う。これまたバックアップ時同様その辺は今回は割愛ということでご勘弁を)のがさっき作成したCドライブだ。
  • Cドライブ(/dev/hda1)の存在が確認できたら、詳細パーティション情報画面で「/dev/hda1」をクリックする。
  • 「/dev/hda1」が選択されたらマウスの右ボタンでポップアップメニューを出し、「Manage Flags」を選択する。
  • するとフラグの種類が並んだダイアログボックスが表示されるので「boot」にチェックを入れて「Close」をクリック。
  • するとHDDが再スキャンされ、「/dev/hda1」の「Flags」の箇所に「boot」という文字が表示されているはずだ。これでCドライブからの起動が可能になる。
  • 「boot」フラグが「/dev/hda1」についていることを確認したらGPartdを終了する。

今回GPartdはCドライブにブートフラグをつける事にしか使わなかったが、パーティションの作成・削除はもとよりパーティションの増減などその手のソフトとしては有名な「PartitionMagic」とほぼ同じ事が出来る(はず。ヲイラPartitionMagic使ったことないので(汗)。CDから起動できるのでトラブルシューティング等にも使えると思うし、普段から常備しておいて損はないソフトだと思う。