手順その3:リストア

OSセットアップを途中で終了してインストールCDを取り出したら、今度は「手順その1」でバックアップしたシステム領域のリストアだ。再びGhost4LinuxのCDからPCを起動する。

  • 「手順その1」の流れでGhost4Linuxのメニュー画面が表示されたら、注意点に気をつけつつ「手順その1」と同じパラメタをセットしたらこんどは「NTFSCLONE Restore」を選択する。
  • 今度はリストア先の選択画面が表示されるので「/dev/hda1」(SCSISATAのHDDを使用している人は「hda1」ではないと思う。その辺は今回は割愛ということでご勘弁を)を選択しよう。ここでリストア先を間違えると今回はHDDの中身がからっけつなので「もう一回やり直し」で済むが、データが入っているHDDだったらとっても悲しいことになるのは誰にでも予想がつくだろう。リストア時最大の注意点だ。
  • リストア先を選択して「OK」を押すと今度は「リストア中だよーん」のメッセージが表示される。リストアが完了して元のGhost4Linuxのメニュー画面に戻るまでまたしてもしばし待とう。元のGhost4Linuxのメニュー画面に戻ったらリストアは完了だ。

ちなみにここでたぶん気になる人がそれなりにいると思うし、ヲイラも実際にGhost4Linuxを使うまでは気にしていたことが
「10GB程度しかない旧HDDのバックアップイメージファイルを100GBもある新HDDのシステム領域にリストアしたら余った部分はどうなっちゃうの?」
という点である。
結果からいうと、作成したシステム領域のパーティション容量は100GBのままで保持され、リストアで埋まった部分以外の領域はそのまま空き容量となって普通に利用可能状態になる。ヲイラも「リストアしたらパーティションシュリンクされたりとかしちゃうんじゃなかろうか?」とかいろいろ心配していたが杞憂に終わって一安心。これなら今後も安心して使えるというものだ。今はこんなソフトがフリーで利用できるのだからいい時代だ。ホント(2007/5/20追記:実はパーティションは保持されるもののリストアしたデータ以外の領域は認識しない(つまりシュリンクされちゃう)ことが判明してしまいました。嘘書いてごめんなさい(滝汗)。で、これを解決するにはNTFSprogsのntfsresizeコマンドで実利用領域をリサイズするなりGPartedのようなパーティション操作ソフトで一度パーティションサイズを変更して再度本来のサイズに戻す、という作業が必要になります。ヲイラはGPartdによるサイズ変更→戻しで対応しましたが、なんかchkdskでエラーが出たりする(chkdskコマンドが自動修復しますが)のでntfsresizeコマンドを使うのが無難かもです)