謎だ。その1

で、今週はアタマにいつもの定期診察があって、いつものごとくどないなもんでしょ?てな話になったわけだが、主治医から
「このままの体調なら次には『復職可能』の診断書を出せるでしょう」
との回答が。
・・・やっとここまで来たよ。まだ実際に診断書をもらった訳でもないから油断は禁物だけどホントに嬉しい。
かつてのクソヤブ医者を蹴飛ばして今の主治医に治療を受けるようになって約半年、始めにパニック症状を起こして長期療養を余儀なくされた時からさかのぼると約2年とちょっと。
まぁ、振り返れば事実上本当の治療は結果とすれば約半年でなんとか復職の道に光が差し始めたのだが、それまでの辛かったり寂しかったり悲しかったりを繰り返してきた日々を思うと長かったなぁと思う。診察を終わって病院を出た時に思わず涙ぐんでしまった。
ただ、診断書が出たぞはい職場にゴー、というわけにはいかない。
これだけの長期療養になれば復職にあたっては会社関係でも諸手続が必要なわけで、まずその第一弾が「主治医からの診断書」なのだが、この診断書の記載内容には必須条件があって、

  • 1日8時間、週5日の労働が可能であること。
  • 通勤時においてラッシュ時も含めて安全を確保できること。

というのを記載する必要があるのだ。
まぁ、ごく普通の会社に勤めるサラリーマンである以上、前者の条件はまぁ当然といえば当然だと思うのだが謎なのは後者の方。
主治医の先生も冗談交じりに
「こんな未来のことを確実に断言できるなら、今頃株で大もうけして六本木あたりに住んでるよ(笑)」
とも言っていたが、本当にそんなもん誰が確保できますって断言できるねんと思う。
で、病院を出てからつらつら思ったが、この条件は明らかに
「事故やその他の理由で外傷を負った場合」
という条件しか想定していないのだと思う。
そらそうだ。骨をぽっきり折っても回復すれば簡単に「普通のサラリーマン」に戻れるわけで、そら通勤の安全を確保出来るとも書きやすいであろうことは想像に難くない。
が、ヲイラみたいにメンタルヘルス系の疾患の場合、何が引き金になって予期不安やフラッシュバック現象を起こすかわからないことが多いし、実際そういうことがごく普通にあり得るのだ。
もちろん、そういう現象を起こす確率は療養開始時に比べたらてきめんに低くなっているから復職可能とも判断できるわけだが、「100%問題ございません」って断言しろといわれてもそんな無茶言うな、っていう方が実に正しいと思う。
そう考えるとウチの会社って変な会社だなぁと思う。