謎だ。その2

で、今度は月1で診察を受けている会社のメンヘル系産業医の診察があったので主治医との話をかくかくしかじかと説明し、「面談の際(これもウチの会社の手続き上必須。正式には上長を交えた三者面談とさらに人事方面の部署の人を加えた四者面談を経てOKが出れば晴れて正式に復職とあいなる)にはよろしくお願いします」とお願いしたところ、
「いや、僕は正式な産業医じゃなくて立場的には一嘱託医なんで、面談は○○先生とすることになりますから」
との話。
まぁ、それはそれで仕方ないなぁとは思うのだが、問題なのはその「正式な」産業医の診療科目がメンヘル系の診療科目とはまったく縁がないことだ。
そらまぁ職業上多少メンヘル系疾患についての知識はあるだろうが餅は餅屋というか、当然ながら本来ならメンヘル系の診療科目を担当している医師が「ウチの会社員という立場において復職しても差し支えないか」ということを判断する方がより確実であることは想像に難くない。
にも関わらず、畑違いのの上にこれまでの療養生活でまったく診察を受けたこともない医師がいきなり面談に顔を出して、「復職して良いか否か」を判断するというのはいかがなものか。しかも三者面談も四者面談もだ。
産業医だって畑違いの患者に対して復職可能か否かの判断なんて自分で出来ないから、当然主治医の診断書を見て「まぁ診断書が出てるから大丈夫でしょ」くらいの判断しかできないだろう。
極論すれば1人の人間の未来を左右する場に、まるっきり関係のない人がやってきて判断を下すというのだ。これって滅茶苦茶おかしくないか?と思ってしまう。
正直言ってあんまりだと思ったので「主治医の診断書が出たら、その後に△△先生(今定期診察を受けているメンヘル系産業医)にも診ていただいて問題がなければ面談するということにさせてください」とお願いしてOKをもらった。
当然の事ながらその分だけ復職の時期は遅れてしまうのだが、あまりにも解せない手続きで復職するくらいなら自分の納得いく形で職場に戻りたいのが本音だ。
というより、ウチの会社でもここ最近症状の軽重を問わず明らかにメンヘル系疾患にかかってるなという人が多く、毎月の定期診察でも月を追う毎に患者の数が少しづつ増えているし、一月あたりの診察日も療養を開始した時期からほぼ倍に増えている。おそらくヲイラと同じように療養生活している人も少なくないだろうと思う。
にも関わらず、復職する時は主治医の診断書と同じように相変わらず「事故やその他の理由で外傷を負った場合」
という条件しか想定していないと思われる手続きで復職をしなければならないのはどう考えてもおかしいと思う。
ウチの会社は人をなんだと思っているのだろう?これもはっきり言って謎だ。納得いかん。