そしてもう一度。

今日はかなり細かい仕事でおまけに残業もここ最近では珍しく長くやって疲れた。
肉体的にも精神的にも結構ハードだったので自宅に帰ってきてからは

  • このまま横になって寝てしまうか
  • みなみけ」でも見てちょっとリラックスしようか

の二択で考えていた。

が、ヲイラが選択したのは「スカイガールズ」を見ることだった。

スカイガールズ」に関してはヲイラが大好きな作品だから、今までいろいろ思い入れがありすぎてただ長いだけじゃなくてどこかおかしかったりなんだか変にいろいろ考え込んだりしていろんなことをこの日記でも語ってきたし、普段でも仕事をしながら、あるいは精神的に余裕があった時、そうでない時も色々この作品のことについて考えて、思いを巡らせてきた。
だから、音羽が落ち込んでいた間はヲイラも今回も音羽はこのままなのか、最後の最後まで飛べないままなのかずっと気になっていたし、その音羽の周りにいる人達、特にソニックダイバー隊のことが気がかりだった。
でも、みんな音羽はきっと再び空を舞うことを固く信じていた。作戦上は音羽抜きの戦闘を想定していたけれど、心の中では音羽と共に、音羽と同じ空を飛ぶことを信じていたはずだ。
ソニックダイバー隊の中でもとりわけナイーブで、時には音羽が心の支えになっていたであろう可憐。
表面上では音羽のことを苦々しく思ったり憎まれ口を叩いたりしたこともあるけど、音羽がいたからこそ彼女と時にはぶつかり合い、時には心を合わせたが故にソニックダイバー隊のリーダとして揺るぎないチームの柱となった瑛花。
合流した当初はワームに対する敵愾心の固まりで独断専行も当たり前、誰とも相容れることもなかったし、必要とも思わなかった自分に物怖じせず心を寄せた音羽に人とふれあうことの優しさと楽しさを再び思い出させてもらい、同時に本当の「強さ」を教えてもらったエリーゼ
そして音羽にある意味もっとも近しい存在であり、また音羽とふれあうことで「人と人の関わり」の意味を知り、それを教えてくれた音羽が再び空を飛ぶことを信じ続けたアイーシャ
もちろん遼平たち整備班やブリッジクルーのメンバー、そして音羽を始め4人の若きパイロットに自らの夢と希望を託し育てていった冬后。みんなみんな音羽を信じていた。
そんなみんなの思いに音羽は応えた。もちろんみんなの信じる心と励ましがあったからこそだが、それでもその思いに応えた音羽は本当に強い子だと思った。

そして5人のスカイガールズはみな空を舞った。最後の戦いに向けて。
音羽だけはもう一つ思いがあるだろう。再び相見えるであろう優希に向けて。
みんなの思いを、願いを乗せて彼女たちは空をゆく。もうヲイラが願うことはただ1つだ。

みんなが無事に戻ってきますように。

彼女たちの笑顔が再び見られますように。

彼女たちの帰りを待つみんなの思いが、願いが届きますように。

そして今度はみんなが笑顔で大空を飛ぶことが出来ますように。

残る話はあと2回。最後まで目を離さずに。思いをこめて。

そして明日はまた和む日。それを楽しみに仕事をしよう。