彼女に会えぬ夏。

今年の夏は彼女に会えない。

「彼女」といってもいわゆる世間様で言うところの「彼女」ではない。
「彼女」の名はKOTOKO。一昨年には日本武道館でのコンサートも実現させた、人気音楽制作集団「I've」が擁する数多くの歌姫の中でもひときわ人気が高く、バラードから頭でんぐり返りそうなキュンキュンソング、いわゆる「電波系ソング」まで歌いこなす、ヲイラが「萌えの三大歌姫」と呼んでいるPCゲーム系から人気に火がついた3人の女性歌手の中でも遥かにトップレベルを行く歌姫であり、また、I'veの歌姫陣の中でも(たぶん)唯一、オフィシャルファンクラブを持つ人でもある。当然ヲイラも入っている。
昨日の日記にも書いたが、昨年は大晦日カウントダウンイベントを除けば首都圏で行われたライヴはほとんど見に行った。夏コミで骨を折った後に行われた、彼女のファンならもうおなじみの新木場のSTUDIO COASTでのライヴにもギプスはめたまま参加して、周りから「もうちっと『自重』ってものを考えろ」とも言われたくらいである。
が、今年の夏は彼女に会えない。なぜか。
7月に行われる詩月カオリさんとのジョイントライヴである「SHORT CIRCUIT II」のライヴはFCの先行チケット発売で抽選に漏れ、昨日の一般販売では5分であえなく「負け組決定」のレッテルを貼られた。が、今年の夏コミの最終日に行われるFC限定ライヴ@新木場には抽選で当たっていた。
が、このライヴにも参加できないことになってしまった。
なぜか。
理由は簡潔、かつあまりにも馬鹿馬鹿しい。

入金締切日を間違えてチケット代を未納にしたから。

他のFC会員から見たら「おまいホントにFCの会員?」と嘲笑を浴びるような話である。何のことはない、当選メールに書かれていた「チケット発送日」をなぜか今回に限って「チケット代金入金締切日」と間違えて思いこんでいたのだ。
それが先週の土曜におおやさんと合流した際にたまたまライヴの話になり、
ヲイラ「あれって6/8までに入金すればいいんだよね。だから来週には入金する予定」
おおやさん「6/8ってチケット発送日じゃないか?入金締切日はもっと早かったはずだが(おおやさんは既に入金済)。基本的に彼女のライヴは入金受付期間がいつも短いよねぇ?」
ヲイラ「ゑぇっ!ウソ!やべぇ。もし締め切りすぎてたらまずいじゃん(滝汗」
そわそわしながら自宅に帰り、当選通知を知らせてきたメールをもう一度穴が空くほど見返した。
・・・そしておおやさんの話は紛れもない事実だった。
入金締切日は5/29だったのだo.....rz
ダメ元でチケットの発行元であるスリーナインにも問い合わせをしたが、
「今更泣きついても無駄無駄無駄ァーッ!!!」(超意訳)とすげない返事が返ってきて万事休す。せっかくの参加権利は自動的にキャンセル扱いとなって消滅してしまった。もう、元には戻らない。

と、いうことで今年の夏は彼女に会えない。自らが招いた結果とはいえあまりに情けない結果である。
おまけに「チケット代未納でキャンセル扱い」の場合、今後のライヴやイベントでもFC先行発売時の抽選確率が落ちる可能性が高い(これは当選通知メールにも書いてある)ので、今後またライヴやイベントの先行発売があって、それに申し込んでもほとんどあたりが来ない可能性も高い。代金未納の代償はあまりにも高かったのだ。
とはいうものの、今は「しまったなぁ」とは思っているがなぜか悔しさはこみ上げてこない。おそらく去年や一昨年だったら少なくとも一週間は悔しくて仕事も手に着かなかっただろうし、飯も喉を通らなかっただろうに今は
「ま、やっちまったもんは仕方ねーな。ま、次がいつになるかわからんけど次に期待だ。期待値ぐっと低くなったけどな(苦笑)」と淡々と考えるのみである。
正直「SHORT CIRCUIT II」のライヴに参加できないのも含めさほど悔しさは感じない。
この手のイベントに参加することに関してはいつもかなり執着するヲイラなのに。
むしろ「これでチケット代が浮くから少し生活が楽になるな」とすら考えている。一体どうしてなんだろうな。ま、もしかしたらライヴ当日になったら枕を涙で濡らすほど悔しいと思うのかもしれないが(笑)

今はまた次の機会があらんことを祈りつつ日々を過ごすことにする。とりあえずCDだけはちゃんと買っておこうな。っていうか「SHORT CIRCUIT II」は既に予約済だし。あとは何かのアクシデントで予約の引き取りに行けなかったなんて事がない限りは大丈夫だろう。そんなことがあったら「あー、この辺がKOTOKOっちとの縁の切れ目かなぁ」とか思うのだろうが。

ま、なるようになるさ。世の中なんてそんなもんだ。

・・・と目一杯負け惜しみを書いてみました(笑)
あー、でもあまり悔しくないってのは事実よ。なんかホントにカウントダウンイベントを境にしていろんな事が逆転してるなぁ。いずれ歯車が元に戻るのかそれとも逆回転のまま加速し続けるのか、あるいは歯車がポロッと落ちてしまうのか。
そいつぁ「天の神様の言う通り」って奴だ・・・って、おおっと、こいつは「くちびるにアンバランス」の1フレーズだ。こんな事書いてるから今回みたいなマヌケをやらかすのかな(笑)。ま、おおやさんと大将どのはこの夏のライヴを目一杯楽しんできて下さいな。ではっ。

追伸:
一昨日亡くなった羽田健太郎氏のご冥福をお祈りします。
羽田健太郎氏と言えばヲイラ的には何と言っても「超時空要塞マクロス」。
ヲイラをこの道にずっぽりと足を踏み入れたきっかけの一つになった作品であり、元祖「キュンキュンソング」とも言えるかもしれない(笑)「私の彼はパイロット」を始めとする、数多くのミンメイの歌や20回以上見に行った劇場版での壮大、かつ繊細な楽曲は、その後のヲイラの指向にに多大な影響を与えていると今でも思っている。
享年58歳。現代では生涯を閉じるにはまだ早い年齢だと思う。まだまだ活躍できたであろう事を考えると残念でならない。またヲイラの青春が一つ消えた感もある。
とはいえ時は戻らない。今はただただ安らかな旅立ちを、と祈るばかりである。
合掌。