そして戦場はその扉を開く。

アキデパで懐かしいある意味「最後の晩餐」を済ませた後は一路自宅へ。
正直モチベーションはそこそこ上がってきたが身体の調子はイマイチだ。
それでもヲイラはきっとやがて戦場となる草も木もないジャングルへ向かう。
なぜかと問われれば「祭りは前日が一番楽しいから」と答えるであろう。
そう、明日だけは戦場が一瞬だけにぎやかに、なごやかになる日なのである。
そしてヲイラ達の手で戦場は次第にその姿を現していく。
ただ、今だけは、そう、明日だけは「戦場」ではなく「お祭り」である。
だからヲイラは参加する。唯一「お祭り」を楽しめる日を。
そして明後日、戦場はその扉を開いていくことになる。
ヲイラも戦地に赴くであろう。それが過酷なものだとわかっていても。